橋本健二の読書&音楽日記

日々の読書と音楽鑑賞の記録です。

ザルツブルク音楽祭2012

classingkenji+books2012-09-03

八月後半から九月初めにかけて、ザルツブルク音楽祭に行ってきた。聴いたコンサートは、オペラが「魔笛」「カルメン」、モーツァルテウムで開かれたモーツァルト・マチネーが二回、そしてOrchesterfinaleと題された一連のコンサートから、プラハに行っていて聴けなかったロンドン交響楽団を除く六つのオーケストラの七回のコンサート。
今年のザルツブルクは天候不順で、暑い日は三五度を超えたと思えば、寒い日は最低気温が八度程度で雨模様という状態。にもかかわらず盛装した男女を含む聴衆で、会場は連日の超満員。何しろ一〇日間ほどの間に、グスタフ・マーラー・ユーゲントオーケストラ、ロンドン交響楽団ウィーン・フィルベルリン・フィルクリーブランド管弦楽団ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートが続くのだから、世界一の音楽祭と呼ぶにふさわしい。会議や雑務に追われて正味二〇日間ほどしかない休みをほぼ費やした甲斐はあった。これから聴いたコンサートを順に紹介していきたい。
写真は、旧市街の南側。正面がザルツブルク大聖堂、その向こう側の山の上がホーフェン・ザルツブルク城塞で、祝祭劇場はこの右手になる。