橋本健二の読書&音楽日記

日々の読書と音楽鑑賞の記録です。

2010-06-28から1日間の記事一覧

原武史・重松清『団地の時代』

都市や住宅と思想史を結びつける「空間政治学」を構想し、多くの成果を上げつつあるのが、原武史。対談の相手は、都市に生きる人々を温かい目で描き、団地を舞台とする作品も多い重松清。名コンビである。原の博識が、重松の柔軟な発想によって、絹糸のよう…