橋本健二の読書&音楽日記

日々の読書と音楽鑑賞の記録です。

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

カザルス/バッハ チェロ・ソナタ全曲

ザルツブルクでレコード店に入り、見つけて買ってきた。高校時代から愛聴していた演奏だが、LPのため、気がついてみると10年以上も手にしていない。この名盤がCDになるのは当然だが、これまで買わずにいたのである。 この演奏を初めて聞いたのは、高校二年の…

ザルツブルク音楽祭 ベルリン・フィルハーモニー コンサート

ザルツブルクの最後の夜は、ベルリン・フィルのコンサートへ。指揮は、サイモン・ラトル。前半は、ワーグナーの「パルジファル」前奏曲、R.シュトラウスの「4つの最後の歌」、後半はウェーベルンの管弦楽のための6つの小品、シェーンベルクの5つの管弦楽曲、…

ザルツブルク音楽祭 モーツァルト・マチネ

28日の昼は、モーツァルテウムで行われたモーツァルテウム管弦楽団のマチネへ。指揮は、トン・コープマン。モーツァルテウムのホールには初めて来たが、クラシックな内装がたいへん美しい。 プログラムは、交響曲1番、JCバッハを編曲した最初のピアノ協奏曲…

ザルツブルク音楽祭 コンセルトヘボウ管弦楽団コンサート

27日の夜は、客演オーケストラの目玉、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートへ。指揮は、マリス・ヤンソンスで、バルトーク、ムソルグスキー、ストラヴィンスキーのプログラムである。 バルトークの「弦・打楽器とチェレスタのための音楽」は繊細…

ザルツブルク音楽祭 ウィーン・フィル・コンサート5

27日の朝は、ウィーン・フィルのマチネーへ。指揮はベルナルト・ハイティンクで、曲はブルックナーの交響曲第5番。 世間ではよく、ブルックナーの音楽にはウイーン・フィルの音色が最適だと言う。確かに序奏が始まった最初の強奏から、ブルックナーの和音が…

ザルツブルク音楽祭 グスタフ・マーラー・ユーゲントオーケストラ コンサート

26日の夜は、GMJOのコンサートを聴きに行く。指揮は、ベルベルト・ブロムシュテット。このオーケストラは、16歳から26歳のヨーロッパ市民をメンバーとするユース・オーケストラ。未来のヨーロッパ楽団の担い手たちを集めた卓越したオーケストラで、来日公演…

ザルツブルク音楽祭 歌劇「ドン・ジョバンニ」

25日の夜は、モーツァルト・ハウスへオペラを見に行く。これは、今回のメイン・イベントの一つと言っていいだろうか。2年前にも同じ演出で上演されているから、音楽祭にとって新しい出来事というわけではないが、聴衆にとってはもっとも惹きつけられるプロ…

ザルツブルク音楽祭 マウリツィオ・ポリーニ ソロ・コンサート

次に聴いたのは、同じ日の夜のソロ・コンサート。ポリーニの実演を聴くのは、数年前の東京に続いて2回目である。事前の発表では前奏曲全曲と練習曲作品25全曲となっていたが、練習曲は抜粋となり、夜想曲2曲とスケルツォが加わった。こういう変更は、大歓迎…

ザルツブルク音楽祭 ウィーン・フィル・コンサート4

最初に聞いたのは、22日午前11時からのコンサートで、指揮はクリストフ・エッシェンバッハ。この人を実物で見たのは、はじめてだ。風貌といい、指揮ぶりといい、また詰め襟の服装といい、井上道義そっくりである。曲は、シューマンの珍しい曲3曲、ウォルフ…

ザルツブルク音楽祭2010

8月21日に、ウィーン経由でザルツブルクへ。22日から29日まで、ザルツブルク音楽祭終盤のコンサートを聴くためである。この音楽祭を訪れるのは、一昨年に続いて2回目だ。 ザルツブルクの人口は約20万人だが、この時期の音楽祭のチケット発行枚数が、これとほ…