橋本健二の読書&音楽日記

日々の読書と音楽鑑賞の記録です。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ザルツブルク音楽祭2018 グスタフ・マーラー・ユーゲントオーケストラ・コンサート

ザルツブルク音楽祭も終盤だが、私が最後に行ったのは、ヨーロッパの若手音楽家によって編成されているオーケストラ、グスタフ・マーラー・ユーゲントオーケストラのコンサートである。指揮は、まだ20代後半の新鋭、ロレンツォ・ヴィオッティ。会場のフェルゼ…

ザルツブルク音楽祭2018 歌劇「サロメ」

この日は、ハンス・ウェルザー・メスト指揮のウィーン・フィル、ロメオ・カステルッチの演出で、オスカー・ワイルド原作、リヒャルト・シュトラウス作曲の歌劇「サロメ」。会場はフェルゼンライトシューレで、私の席は前から4列目のいちばん左。 演奏が始まる前か…

ザルツブルク音楽祭2018 ロンドン交響楽団コンサート

音楽祭4日目は、サイモン・ラトルの指揮するロンドン交響楽団のコンサートへ。曲目は、バーンスタインの交響曲第2番「不安の時代」を前半におき、後半はドヴォルザークのスラブ舞曲作品72と、ヤナーチェクのシンフォニエッタ。 バーンスタインのソリストは、…

ザルツブルク音楽祭2018 マウリツィオ・ポリーニ ピアノ・リサイタル

音楽祭の3日目は、もう1つ、ピアノのリサイタル。ポリーニの実演をザルツブルクで聴くのは、これが3回目。これまではたしか、オール・ショパンのプログラムだったのだが、今回は前半に、ブラームスの3つの間奏曲作品117と、シューマンの「オーケストラのない…

ザルツブルク音楽祭2018 ウィーン・フィル・コンサート

音楽祭の3日目は、ウィーン・フィルのコンサート。指揮は、ヘルベルト・ブロムシュテット。演目は、シベリウスとブルックナーの、いずれも第4番の交響曲である。私の席は、前から3列目の右から7番目で、第2バイオリンの直下という位置。 ブロムシュテットは191…

ザルツブルク音楽祭2018 歌劇「スペードの女王」

音楽祭の2日目は、マリス・ヤンソンスの指揮、ハンス・ノイエンフェルスの演出、ウィーン・フィルの管弦楽で、チャイコフスキー作曲、プーシキン原作の歌劇「スペードの女王」。 ノイエンフェルスの演出は、冒頭から驚きの連続。少年合唱団は檻に入れられたまま…

ザルツブルク音楽祭2018 ウエスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラ

2016年に続いて、音楽祭にやってきた。最初の夜は、ダニエル・バレンボイム指揮のウエスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラ。イスラエルとパレスチナ、アラブ諸国の若者たちからなるこのオーケストラは、1999年にエドワード・サイードとバレンボイムによ…