橋本健二の読書&音楽日記

日々の読書と音楽鑑賞の記録です。

2008-04-04から1日間の記事一覧

川本三郎『ちょっとそこまで』

原著は1985年。『都市の感受性』『雑踏の社会学』などに続く、著者の都市論・紀行文としては初期に属するもの。 中野、阿佐ヶ谷、高円寺、小岩、亀有など、かつての郊外都市の良さを「どこにでもある匿名性」と喝破し、大きな盛り場に「群衆の中の孤独」があ…