これは、野口冨士男の編んだアンソロジーの下巻。テーマは東京論以外ということで、自分の生い立ちや身辺、文学者としての経歴について語ったもの、芸術論・文学論、性にかんする小論などを収めている。 とくに印象深いのは、2番目の妻で新橋の芸妓・八重次…
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