橋本健二の読書&音楽日記

日々の読書と音楽鑑賞の記録です。

2008-11-12から1日間の記事一覧

東直己『酔っ払いは二度ベルを鳴らす』

酔っ払いの生態をおもしろおかしく描いたエッセイというのは、昔から数あるけれど、これはその傑作の数々に連なる一冊。著者は、札幌に住みススキノで日々飲み歩いている小説家である。 エッセイのかっこうの題材になるのは「記憶喪失系」のエピソードだろう…