橋本健二の読書&音楽日記

日々の読書と音楽鑑賞の記録です。

なぎら健壱『酒にまじわれば』


 『朝日新聞』の購読を止めた。小泉改革礼賛、規制緩和推進の論調が目だった頃から、止めようと思ってはいたのだが、仕事に必要な情報があるのは事実なので、そのままにしていた。しかし今年、3ヶ月間の渡欧で止めたのを機に、そのままにすることにした。そういうわけで、現在は『毎日新聞』と『東京新聞』を購読している。

 しかし『朝日』購読中に、楽しみにしていた記事がなかったわけではない。そのひとつが、なぎら健壱の連載エッセイだった。この本は、それを一冊にまとめたもの。文句なしに、楽しめる。笑わせてくれる。かと思えば「縄のれん 死んだ親父に 会いに行く」なんて風にほろりとさせてくれたりもする(これは、なぎらの知人の句)。

 ともかく軽いエッセイなので、よほどの酒好きかなぎらファンでない限り、借りて読むのがいいかも。もちろん、私は買いましたが。


酒にまじわれば

酒にまじわれば