橋本健二の読書&音楽日記

日々の読書と音楽鑑賞の記録です。

西健一郎『日本のおかず』



 東京の日本料理では最高峰ともいわれる、新橋・京味のご主人が、家庭で作ることのできるお総菜を中心に解説した本で、かなり評判になっている。

 レシピはシンプルで、理にかなっている。さっそく2種類ほど作ってみたが、レシピどおりにすると、意外に味が濃い。料理の初心者は、味付けがなかなか決まらず、調味料を追加しているうちについ濃すぎる味付けになってしまうように思う。少し料理を覚えてくると、今度は味が濃すぎになるのを避けるあまり、薄味になりすぎるようだ(私がそうだ)。潔く適量の調味料を一度に加え、旨みを引き出すということか。

 しかし、そもそも京味で使っているものとは素材の質が違うだろうから、これで良いのかという疑問も残る。もう少し、いろいろ作ってみよう。


日本のおかず

日本のおかず