橋本健二の読書&音楽日記

日々の読書と音楽鑑賞の記録です。

『ミシュランガイド東京2008』

こんなもの、買うつもりはなかったのだが、必要があって購入。はっきりいって、行ったことのある店は一つもない(笑)。しかし、食べたことはなくても、この本がけっこういい加減なものであるということはよくわかる。
まず、都心および準都心8区(品川・渋谷・新宿・中央・千代田・豊島・港・目黒)の店しか掲載されていない。調査員が、この範囲でしか動いていないのだろう。文章が、素人的。「余計な手を加えすぎず、素材の持ち味を充分に引き出すことを心掛けていると言う」。あたりまえだ。「お勧め料理の白焼きは、さっぱりとわさび醤油で味わう」。うなぎの白焼きは、そうやって食べるものだ。「自慢のだしは、味付けのバランスに配慮が込められている」。まともな料理屋で、配慮をしない料理人はいないと思う。「夏場の鱧は骨切りにし」。当たり前だ。

MICHELIN GUIDE東京 2008 (2008)

MICHELIN GUIDE東京 2008 (2008)