橋本健二の読書&音楽日記

日々の読書と音楽鑑賞の記録です。

ショパン ピアノ協奏曲第1番/第2番 ルビンシュタイン(p)/スクロヴァチェフスキー指揮 ロンドン新交響楽団/他

 LP時代には聞いていたが、SACDで再入手。

 1番がすばらしい。音色も美しく多彩。これまでルビンシュタインは、さほど音色の変化のないピアニストだと思っていたが、そんなことはない。SACDの最大の利点は、ソリストの音色の個性がはっきり出るところにあるようだ。オーケストラがまたいいので、指揮者は誰かと思ったら、何と現役のスクロヴァチェフスキーだった。

 2番は、あまりぱっとしない演奏で、これは指揮のウォレンシュタインの責任が大きい。ただし、考えてみればショパンの2番はある時期まで、名曲と評価の高い1番に比べると軽んじられていて、いい演奏がでてくるようになったのは比較的最近のことのように思う。リンクは国内盤だが、輸入盤なら1700円程度で入手できるだろう。